井上さんと#5

僕の高校の先輩で、
もうなくなられてしまったのですが、
井上淑彦さんという素晴らしいサキソフォニストが
いらっしゃいました。

僕は時々デュオで演奏することのある
とても尊敬しているジャズ・ギタリストの
田口悌治さんを通じて彼のことを知り、
ライヴなども拝見していたら、
なんと高校の先輩であることがわかり、
もう少しで、その高校の行事で
同じ舞台に立てそうなことになっておりました。
お会いしてお話をするのを
とても楽しみにしていたので、
悲しさ、残念さを強く覚えています。


数年前、
ベースの吉野弘志さんが
デュオでのライヴをする時に、
「実は昨日、こんな曲やったんだけど、どう?」
と持ってきてくださったのが
井上さんの「#5」と書かれた遺稿でした。
井上さんが演奏されることのなかった
素敵な美しいワルツでした。


実は吉野さんにその曲を紹介したのは
やはりベース界の巨匠であられる
坂井紅介さんです。
紅介さん、僕が「#5」を演奏させてもらったことを聞きつけると
なんと僕とのデュオを申し出てくださったのです。

高校生や大学生の頃、
CDやテレビでしか聞いたことのなかったベーシストから
いきなり電話かかってきたのでびっくりしましたが、
紅介さんとのデュオは
吉野さんとのデュオと同様に
僕に深い教えと体験と、
音楽の喜びを与えてくださっています。


そういう流れになると、
生前の井上さんのデュオのパートナーだった
田口悌治さんとも
「#5」を演奏しようという風になるのは
当然の成り行きでした。


7月は
上記に登場したお三方とのライヴがあり
とても充実した体験をさせていただき、
また、「#5」も2度演奏させていただきました。
通算10回くらいになっているのかも。


不思議なつながりが
いつも僕を後押ししてくださっているような気がします。


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