船旅

船旅をしていると、
ひとりで船室にいる時間も
思ったより長く感じます。

都会にいると
パソコンやら携帯やらで、
いろいろなインプットをしながらの
ひとりの時間も、
船の上では
すべてから隔絶された、
何もない時間になります。


僕はこの時間が大好きです。

アルベニスやグラナドスの音楽、
そしてタレガやリョベートの音楽などは、
こういう船室で細々と時間をかけて練習すると
とても充実した体験になるような気がします。


19世紀の音楽家達は、
このような船旅の間、
何をしていたのでしょう。

ひたすら音楽について考えたり、
練習したりしていたのでしょうか。


飛行機がものすごい便利になって、
どこへでもあっという間に飛んでいけると、
それだけ多くのスケジュールをこなせるように
なっているのかもしれませんが、
同時に、こなすスケジュールが増えすぎて
じっくりひとりでいる時間が減っているような。

船旅もしなかったバッハにいたっては、
それはもう一日中「音」について考えていたのでしょうね。


科学は進歩しましたが、
音楽についての思考や楽器のテクニックは、
根本的には同じテクノロジーに基づいているのが
クラシック音楽ですから、
「退化している」ことのないように、
時間と情報を生かしていかなくては、と痛感です。


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この記事へのコメント

天空仙人
2014年03月18日 20:44
羽生くんの ロミオとジュリエット ギターソロありましたねぇ。
次回作キネマではぜひ、アレンジを。

船旅、海で思いだします。大介さんの10年前のサウンドは南国風でした。

やっぱアルベニスとかトローバとか最高にいいです。

穏やかな海を旅されたんですね。きっと。
シケの日はギターどころではないと思いますが…


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