アディオス・ノニーノのイントロダクション〜5/4は国際フォーラム④

アストル・ピアソラの代表作の一つ
「アディオス・ノニーノ」は
ピアソラ自身によるものでも
いくつものバージョンがあります。

そしてその見せ場の一つになっているのが
全体の演奏の冒頭にピアノ奏者が独奏で奏でる
イントロダクションです。

例えばこちらは
ピアソラ五重奏団の最後のピアニスト
パブロ・シーグレルさんによるもの


ですが
このイントロダクションの一番‘古典的な’バージョンになっているのは
1969年に録音された時に、
ピアノ奏者のダンテ・アミカレッリのためにピアソラ自身が
書き下ろしたと言われるバージョンです。

これは、なんでも初見で弾いてしまう、
と言われたアミカレッリに
「そうは言ってもうちの楽団の譜面は難しいから初見では弾けないだろう」
と思ったピアソラでしたが、
最初のリハーサルで下馬評通りなんでもすらすら弾けてしまったアミカレッリに
挑戦するかの如く、
「明日までに絶対弾けないカデンツァ(←冒頭にイントロダクションとして弾く)を書く!!」
と言って書いたものだったとか......


で、結果、
アミカレッリは翌日そのカデンツァもすらすら弾いてしまったのですが
そのあまりの美しさに全員が息を飲んだ....という逸話があるそうです。

そのカデンツァから始まる「アディオス・ノニーノ」
今回はそのソロを
アルゼンチンでも活躍された素晴らしいピアニストの
青木菜穂子さんが演奏してくださいます。

前回のここの記事で
今回丸の内ミュージック・フェスで演奏する
ピアソラ・チームは
昨年の10月に芸大で行われたピアソラ・イベントのために
結成されたものだとお話ししましたが。
この時の青木さんのソロも、
本当に本当に素晴らしい演奏でしたので、
今回またそれを聴けるのが
僕もとても楽しみなのです。


ところで、
青木さんといえば、
2月に素敵なソロ・アルバムをリリースされました。
こちらも是非!!!
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シネマ・ミュージックとタンゴの饗宴
記憶に残るヨーロピアン・シネマ・ミュージックの華やかな旋律を魅惑のサウンドでお届けするコンサート。後半は、アルゼンチンタンゴに革命を起こし、映画音楽との縁も深く、今年没後30年を迎えたアストル・ピアソラの珠玉作品の数々が再現されます。様々なシーンで活躍するミュージシャン達が彩り豊かに闊達で精緻な饗宴を繰り広げます。
【出演】
鈴木大介(アコースティックギター、エレキギター)
北村 聡(バンドネオン)
藤本一馬(アコースティックギター、エレキギター)
青木菜穂子(ピアノ)
吉田 篤(ヴァイオリン)
田辺和弘(ベース)
芳垣安洋(ドラム)
【曲目】

ヨーロッパ映画の旅
J.ウィリアムズ:ヘドウィグのテーマ(『ハリー・ポッターと賢者の石』から)

ロータ:『8 1/2』テーマ曲

バカロフ:『イル・ポスティーノ』テーマ曲

ルビーラ原曲/伝承曲:愛のロマンス(『禁じられた遊び』から)

ガルデル:ボルベール(帰郷)(『ボルベール』から)

スティング&ドミニク・ミラー:シェイプ・オブ・マイ・ハート(『レオン』から)

ロータ:ジェルソミーナ〜(『道』から)

モリコーネ:『1900』テーマ曲
トリビュートtoアストル・ピアソラ
ピアソラ:プレパレンセ

ピアソラ:デカリシモ

ピアソラ:鮫

ピアソラ:アディオス・ノニーノ

ピアソラ:革命家
饗宴
ガルデル:首の差で(タンゴ・バー』から)

モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス(『ニュー・シネマ・パラダイス』から)

ピアソラ:オブリビオン(『エンリコ4世』から)

バルビエリ:ラスト・タンゴ・イン・パリ(『ラスト・タンゴ・イン・パリ』から)

ピアソラ:ジャンヌとポール

ピアソラ:リベルタンゴ(『フランティック』『タンゴ・レッスン』から)


https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2207026&rlsCd=002&perfCd=004






















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