聴きどころを一言解説

丸の内ミュージックフェスの
“シネマ・ミュージックとタンゴの饗宴”
https://t.pia.jp/pia/events/marunouchi-musicfes/

最初のパートは
ヨーロッパ映画の旅

J.ウィリアムズ:ヘドウィグのテーマ(『ハリー・ポッターと賢者の石』から)


有名な旋律をギターからバンドネオン、そしてバンドでアレンジ、
途中、原曲にはない、原曲のモチーフに基づくアドリブ・セクションでは
そこはかとなく‘タンゴ’のリズムが.....!?

ロータ:『8 1/2』テーマ曲
バカロフ:『イル・ポスティーノ』テーマ曲


数年前のフェデリコ・フェリーニ生誕100年の時にアレンジした曲。
ネタ切れと憂鬱からの享楽的な現実逃避という映画のストーリーを
ボサノバとスカ、そして甘美なワルツにしてお送りします。


ルビーラ原曲/伝承曲:愛のロマンス(『禁じられた遊び』から)


ギターのコンサートではお馴染みですが、
今回は名手藤本一馬くんのイマジネーション豊かなサウンドで
彩りをそえてもらいます。

ガルデル:ボルベール(帰郷)(『ボルベール』から)


原曲はカルロス・ガルデルによるタンゴの歌曲です。
しかしながら、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督による
同名映画では、フラメンコの名歌手エストレジャ・モレンテによって
カンテ・フラメンコのように歌われているので、
今日はそこを組んでアルゼンチンとフラメンコの中間の
フォルクローレのようなアレンジになっております。


スティング&ドミニク・ミラー:シェイプ・オブ・マイ・ハート(『レオン』から)


イントロから名曲。もう何も言うべきことはありません。
サウンド・クリエーターとしてバンドのまとめ役に引っ張りだこな一馬くんの
リード・ギタリストとしての側面をあますところなくお楽しみください。

ロータ:ジェルソミーナ〜(『道』から)
モリコーネ:『1900』テーマ曲

これは武満さんがお好きだったとのことで、
よく武満さんトリビュートの演奏会でセッションするアレンジ。
芳垣さんのニュアンス豊かで疾走感あふれるドラムにご注目ください。


そして休憩後の次のパートは
トリビュートtoアストル・ピアソラ
ここでは昨年の芸大ピアソラ生誕100周年記念イベントで
ヴァイオリンの吉田篤くん、ピアノの青木菜穂子さんを中心に
結成されたキンテート(五重奏団)によって
ピアソラ五重奏団の演奏を再現してゆきます。

ピアソラ:プレパレンセ

ピアソラ:デカリシモ

ピアソラ:鮫


はじめの3曲は短い中に
ピアソラのエッセンスが詰まっています。
「プレパレンセ」はピアソラが若い頃の作品、
「デカリシモ」は20世紀前半から活躍した
タンゴ・ヴァイオリンの巨匠 フリオ・デ・カロに捧げられています。
とはいえ、バンドネオンの華やかな活躍も聴きどころ。
「鮫」ではヴァイオリンの鋭利な音色が刺激的です。

ピアソラ:アディオス・ノニーノ

ピアソラが亡き父に捧げた代表作の一つ、「アディオス・ノニーノ」
本日の演奏では1969年にピアソラが書いたとても有名な
ピアノ・ソロのイントロダクション付きでお聴きいただきます。

ピアソラ:革命家

1970年、有名なレジーナ劇場のライヴでの録音で知られる
ピアソラ作品中屈指の集中度を要求する濃密な音楽。
バンドネオンとピアノ、ヴァイオリンのカデンツァで
超絶技巧をお楽しみください。


饗宴

最後はミュージシャン全員のスーパー・セッションです。
ひとつのバンドの中に
5つくらいのバンドがバラエティーとして存在しているような
本日のメンバーの多彩な音楽を一挙にお楽しみいただきます。

ガルデル:首の差で(タンゴ・バー』から)


タンゴ歌手としてだけでなく映画スターでもあったカルロス・ガルデル。
作曲家としても優れた名歌をたくさん残しました。
今日は青木菜穂子さんの素敵なアレンジでお届けします。

モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス(『ニュー・シネマ・パラダイス』から)


映画音楽といえばこの一曲。
映画で登場する有名な旋律をメドレーで演奏します。

ピアソラ:オブリビオン(『エンリコ4世』から)


コントラバスの田辺くんとドラムスの芳垣さんによる
アヴァンギャルドなイントロに続いて、
ピアソラが書いた映画音楽の一つ、「オブリビオン」(忘却)です。
自分をヘンリー4世だと思いこんでしまった男の
悲しみと幻想を抽象的で美しく表現してくれます。

バルビエリ:ラスト・タンゴ・イン・パリ(『ラスト・タンゴ・イン・パリ』から)

ピアソラ:ジャンヌとポール


ベルナルド・ベルトルッチ監督の「ラスト・タンゴ・イン・パリ」、
当初はピアソラが音楽を書く予定だったそうですが、
結局のところこの印象的なテーマを書いたガトー・バルビエリが担当しました。

ところがピアソラは、
自身の既存曲に映画の中心となる男女の名前をつけて、
当て付けのように発表しました。
それが「ジャンヌとポール」です。


ピアソラ:リベルタンゴ(『フランティック』『タンゴ・レッスン』から)

言わずもがなの有名曲、「リベルタンゴ」
本日は、ブロードウェイでも大ヒットしたダンス・ショー
フォーエヴァー・タンゴのアレンジを基にそれぞれのソロをフィーチャーします。


丸の内ミュージックフェスSS.jpg



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