説明がないとざわざわする

今日は白寿ホールでリハーサル

ライヴをやっている時とか、
ホールで自分の音が響いてかえってくるのを来るのを聴いてるときとか、

あー、自分はとても幸せだな、

と感じています。


このコロナ禍になってわかったことは、

昔は自分は打ち上げとか達成感が好きで
音楽をやってるんだと思っていましたが、

実はそうではなくて、

打ち上げなくても、

ただ音楽をやっているだけで
至福になれるのだということ

人生の目的意識が少し
グレードアップした気がします。




なんて
コロナのおかげみたいに言ってる場合でもなくて、

東京は本当にこのままディストピアになってしまうのでは

ってくらいに不穏な空気に覆い尽くされています。

みんなのストレスが
空に幕を張っている様にすら感じます。

ここで集中と持続を途切らさないためにも、
無理はしてはいけない、どうぞお大事に、

というのは簡単ですけれど、

実際何の補償もないまま
緊急事態だけ延長されても、

言うことを聞かない人が増えるだけの様な気もします。


もはやパンク状態だと言われる
医療現場でご苦労されている皆さんに
ほんとうに申し訳ないです。

そして、それを受けての後からの対策しか出てこない、
と言うのが嘆かわしくもありますね。


渋谷のある場所に接種券を持っていくと、
20~30代の人は予約なしてワクチンを打ってもらえる、

と言う話が今日出ましたが、

そもそも、
ワクチンは重症化させないためのもので、
感染を止める効果は未だ検証されていません。

ですので、
もしワクチンを打って、命に別状がない、
と言う心の余裕ができて、
若い人が過度に伸び伸びすることになれば、

コロナ・ウィルスが流行り出した初期に、
若年者は重症化しないから、
とクラブなどで感染が蔓延して、
同居していたご家族が亡くなられた例に
逆戻りするんじゃないか、
と言う危惧もするのですが、

医療現場の切迫度が
若い人もワクチンを打って重症化を止めて欲しい、

感染源になっているかどうかは、また別の話、

と言うくらいに
現状が危機に直面しているのだな、
と解釈しています。




その一方で、
感染を完全に断ち切ることは
かなり厳しいと言う認識のもと、

例えばニューヨークで
すべての飲食店にワクチン接種済みの証明がないと
入れなくなった様に、

ワクチンを打って発症と重症化をコントロールして、

経済活動を優先して行こう

と言う全世界的な傾向があります。


確かに、
うちの近所でも
流石に今回の7月からの緊急事態宣言では、
かなり大手の居酒屋チェーンなどが撤退し始める、
などの具体的な動きが見えましたし、

この延長で
力尽きるところもたくさん出るでしょう。


経済的な補償の目処が立たない、となれば、

潰れるよりは
後ろ指をさされても
店を開けて行こうとする店舗が
今よりもっと増えると思います。


ワクチンを打てた人が、
自己責任で
どんちゃん騒ぎしたり大酒飲んだり羽目を外したり、
って言うのは、

ほんとは
ほとんどの人がワクチンを打ててからじゃないと
やっちゃいけないですよね。

でも、多分、
このままだと日本はなし崩しにそうなっていくでしょう。

自分の身は自分で守れ、とはこのことか、

とすら思ってしまいますね.....


殺伐としています。



ほんとはこんな例を出してはいけないのかもしれないけど、

東日本大震災の後、
福島県の小学校をまわった時に

それぞれの小学校によって、
線量の違いもあるし、
揺れの被害も違っていましたけど、

それよりもっと大きな違いは、

子供たちに今、何が起こっているのかを
きちんと説明する校長先生と、

まあ、そんなこと言っても
子供たちを不安にするだけだ、と言う配慮のもとなのかもしれないけど、
楽しく無邪気なことばかりしか
お話しされない校長先生がいらしたこと。


やはり
子供たちは
心のどこかで漠然とした不安を抱えているので、

きちんと立ち向かう先生の学校は、
音楽を聴いているときに、
嘘のように集中してくれて、
とても静かで、
こちらがもっとリラックスしていいんだよ、
って言いたくなるほどでした。

が、
きちんと説明しない校長先生の学校の子供たちは、

不思議なことに
ずっと熱帯の島の海岸の木立のように、
低周波のざわざわをやめないのです。
演奏中も、誰かが話をしている時も。

不安と、
自分たちが何かを隠されていると言う不信感は、

人の心を曇らせ、
今ここにあることを信じてはいけない、
と言う気持ちにさせてしまうのです。




雨宿りしていた黒猫
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