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zoom RSS モリコーネ、どっちで弾こうか迷った日

<<   作成日時 : 2019/01/16 22:02   >>

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そろそろ、
アルバム発売コンサートに突入しますので、
今週は外に出ずに練習。

今回のベスト・アルバムは、
実はなかなか暗譜と演奏が難しい曲がいくつかありまして、
昨年末、倉敷と姫路、水戸、他、いくつかのコンサートで
そういう曲を重点的に弾いて周りまして、
慣れる、というわけではないんですが
自分のなかでそういう曲を弾くことを
日常的にする作業、みたいなのをしていたのが
多少、今年に入って役立っています。

ですのでこの時期は、
残りの課題2曲、
「アディオス・ノニーノ」と「ニュー・シネマ・パラダイス」。

と申しますのも、
クラシックの作品、
例えばバリオスやポンセ、マラッツなんかは、
確かに練習が必要ですが、
長年同じ譜面を弾いているので
覚えていることを積み重ねていけば良いのですが、
上記2曲は今回、またアレンジを変えた、
つまりリニューアルしてますので、
そういう細部を検討するところもやらなくてはいけません。

特に「ニュー・シネマ・パラダイス」は、
今回のレコーディングに際し、
ニュー・バージョンの編曲を作って練習した後、
オーボエの吉井瑞穂さんとのツアーで
バッハのBWV1031のソナタを弾くために持ち歩いていた
全部の弦を半音上げたギターで弾くと
最初のメインテーマを原調で行けることが判明しまして、
それに応じてこちらはもともと原調のGマイナーで弾いていた
後半部分を半音下げたアレンジにして
全体を原調の半音下になるように再編曲したものを
レコーディングに使ったのです。

つまり、これまでは
Aメジャー(半音低い)→Gマイナー(原調)
だったのが、
Aメジャー→F#マイナー(ずっと半音低い)
というのにして、
半音上げたギターで弾いたというわけなのです。

ですが、
ライヴでこの半音下げバージョンをやった場合、
前半はまあ、弾き馴染みもしているAメジャーで嫌ではないのですが、
後半の悲しいところがF#マイナーになってしまいます。
これも、このキーでかっこいい編曲聞いたことあるし、
実際僕もオーボエの古部くんとの編曲ではそうやっているので
このまま行こうか、
はたまた、レコーディングに向けて最初に作った
AメジャーからGマイナーになる版で迷っておりました。

結局弾くのが楽な方に決定。
セーハしっぱなしは大変なのです。


モリコーネのこの曲は、
僕が「キネマ楽園」シリーズを始めるきっかけになった曲で、
最初に作った編曲もたくさんの人に弾いていただいて
とても感謝しています。

そちらの編曲もとても好きなのですが、
正直なところ、皆さんにたくさん良い演奏をしていただいて
満足しちゃった、というか、自分でそれ以上美しく弾く自信と
チャレンジ意欲が湧かない、
とでも言いますか、
何れにしても自分のオリジナルな感じを
出しづらくなってしまったのですね。


それから、
これは全般的に言えるのですが、
実は「キネマ楽園」シリーズは
最初の頃はスタジオに入ってから
メロディーとコードだけを元に
ヘッドアレンジしながら時間をかけて録音していた、
ということもあって、
譜面化する意向はまったくなかったのです。
ですので、
とにかくギターが自然な響きになるように、
例えばジュリアーニやアルカスのオペラの曲のアレンジのように、
ギターらしくする、というところに重点が置かれているので、
細部のコード進行なんかは変えたりしているのです。

ところが、
最近はまず、出版する、ということも視野に入ってきまして、
譜面として残される完成度、というのも
気になってきましたので、
再編曲する時期としてはとてもよかったと思います。

とはいえ、
以前の編曲も大好きなので、
これからも皆さんに弾いていただけたら嬉しいです。
















































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