マタイ受難曲から

「懺悔と後悔(悔恨)」と「愛ゆえに我が主は死に給う」を、
ひさびさに独りかためリハーサル。
懐かしかったです。

98年に、翌年のオペラシティでの公演のために、
ギター・デュオにアレンジしたもので、
途中、循環コードによるインプロヴィゼイションのパートがもうけられています。
これは、時折このブログでもふれている、
ジョン・ルイスによる「平均率クラヴィーア曲集」のアレンジに影響されて、
バッハの作品中に、まるでその一部であるかのような
インプロヴィゼイションのパートを設けることを目標にして書いたのでした。

今日、久しぶりに練習してみた感想。

・・・・凝りすぎている。。。

決してtoo muchじゃないんですけど、
要するに「練習の必要があった」ということです。
初見じゃ弾けないと。あはは。

自分の譜面見て、
「むむ!どうなっているんだ、ここわ?」
と眉間にしわを寄せるほど滑稽なことはないですね。

でも、それくらい中身が濃いアレンジでした。
僕の、原曲通りのパートも、
かなり、バルエコさらいしないと弾けない感じ。
(『バルエコさらい』っていうのは・・・・
えーーと、『初歩的なポリーニさらい』とも言うんですが・・・
こんど説明します。)

来月号の現代ギターにも書いたけど、
やはり99年のオペラ・シティの公演の時の、
追いつめられ方、気合いの入り方、破れかぶれ方(?)は、
尋常ではなかったみたいです。
この譜面のテンションから、
そういうものが伝わってきます。

今は、自分が解釈者としてその譜面を見て、
感じたことや、理解したことを表現しています。
そうすると、何故か昔より、原曲通りのパートはよりタイトに、
インプロヴィゼイションのパートはより自由になっています。
不思議です。

まあ、その後約8年も生きてますからね。
同じじゃない方が自然なのですが。

でも、演奏や、仕事上のハードは別にして、
自分自身には、驚くほど成長していない部分もあります。

魔法使いの家を探しにずっと森に入っていて、
やっぱりみつからないので出てきました。
出てきたら同じ場所でした。これからどうしましょう。
的な。。

わかるまでやりなさい、
と言われて、計算ドリルの1ページめに戻ったみたいな・・・
そういえば「繰り返しできるように書き込みはやめましょう」って、
注意されませんでしたか?
計算ドリルと漢字ドリルに。
書き込んでおけばよかった。


さておき、
6日の宇都宮公演で、マタイ受難曲、再発表です!!
楽しみです。
もちろん11月15日のオペラ・シティでも演奏します。

香津美さんが、アリアの独唱の部分を弾いてくれるのですが、
自分が演奏やめて聴いていたいくらい泣けます。
このアリアの旋律を、昔初めて香津美さんが弾いてくれたときの感動は
なんだか今でもギター少年みたいに思い出せます。
なんで、なんで、こんなに感動的な人生の瞬間に、
いつも僕のことを聴きにきてくださっているようなお客さんが
一緒にいてくれないのだろう?と、半ば恨めしくもあり。

でもでも、コンサートの舞台上では、いや舞台上でこそ、
それまでのリハーサルの何倍もイメージのふくらんだ香津美さんのメロディーが聴けるので、
その時、その場所には、絶対にみなさんいてください。
お願いします。





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この記事へのコメント

2006年10月04日 19:12
はじめまして。
私、恵比寿にあるアライドアーキテクツという会社の
清水といいます。ブログを拝見しまして、
ご連絡させていただきました。
エディタというクチコミメディアを作成することができる
システムを開発しまして、どなたかご協力いただける方を探していたところ、鈴木様のブログを発見したというわけです。
そこで、ぜひ鈴木様に「ギター」のクチコミメディアを引っ張っていただけないかと
思って連絡させていただきました。
参考:http://www.edita.jp/nihonshu/
できあがると、こんな感じです。もちろん無料なので、趣味でやられる方もいますし、
広告スペースとして利用してる方も多いです。
ちなみに、デザインは写真をもらって私がやっています。

もし、少しでもご興味を持っていただけましたら、

shimizu@aainc.co.jp

まで、ご連絡いただければと思います。
突然すみませんでした。
よろしくお願いします!!


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