ギタリスト 鈴木大介のブログ

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<<   作成日時 : 2017/04/17 23:52   >>

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先週末のアランフェスの公演に向けて
71年製のラミレスを少しずつ育てていました。

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以前、トリフォニーホールでやはり新日本フィルとアランフェスをやった時、
今井さんの杉のギターで生で大丈夫だったので、
なんとなくのイメージはできていたのですが、
今回は、多少細かい小回りがきかずとも、
しっかりした生音でくっきり演奏したいと思っていました。

それで、
手元にあったラミレスを改良し、
具体的には糸巻きを替えたり、ネックの角度を調整したりして、
より弾きやすく、アクションを軽くするのと同時に、
より軽いタッチで反応しやすいように
弦や弾き方を調整していきました。


幸運なことに、
昨年、そのような作業を始めてから
鬼怒さんとのツアー、
東京シンフォニエッタのブーレーズの「主のない槌」、
オーチャードでの武満バンド、
王子ホールを含むいくつかの北村くんとのタンゴの仕事、
春祭での都響の皆さんたちとのナイクルグ、
先々週の東京交響楽団さんの映画音楽コンサート、
と、
実戦でラミレスの弾き心地を確かめることのできる
割と大きな舞台が続いたのは本当にラッキーでした。

そうしたデータをもとに、
かなりな確信を持って、アランフェスの本番につなげることができました。


ラミレスは、
今となってはオールド・ファッションで、
仲間内ではあまりその良さを認めてもらえないこともあるのですが、
やはり、
クラシック・ギターのコンサートが1500人以上のホールで
行われていた時代に一世を風靡した楽器ですし、
ギターをつま弾く現場をあまり知らない人が、
コンサートホールで、綺麗な音だ、と認める音と、
趣味で弾いて楽しめるための楽器を基準に楽器屋さんが薦める楽器の間には
若干の隔たりがあることも否めない事実ではあり、
僕としては、
楽器に対しての封建的な、というか、
権威主義的な風土ではないリベラルな雰囲気を
もっとクラシックギターの世界の人には持ってもらいたい、
と云うささやかな抵抗です。

実際、
今回はとてもうまくいきましたし、
ラミレスは、
本番のステージ上のコンディションが他の楽器に比べて
圧倒的に変化しやすいギターと云う楽器にあって、
信じがたいほどの安定性と信頼性を見せてくれました。

ラミレス、本当にありがとう、という感じです。


と。。。

偉そうなこと言った舌の根も乾かぬうちに、
明日のYAMAHAホールは先日やってきたYAMAHAの杉で、
週末のやまとではフレタ、
そして、月末の武満コンサートと5〜6月のエチュード・ツアーに向けては
今井さんのシープレスをメインに行く予定です。

浮気性ではありません、、みんなと仲良くしたいんです。。。

























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