ギタリスト 鈴木大介のブログ

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zoom RSS シューベルトと吉野さんとのデュオ

<<   作成日時 : 2017/03/30 23:36   >>

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先週は東京・春 音楽祭の、
都響メンバーさんによる室内楽の演奏会に
出演させていただきました。

ビオラの鈴木学さんと、
シューベルトのアルペジョーネ・ソナタを共演しましたが、
この曲は、学生の頃から時々、
3〜4年に一度は必ずがっぷりと真剣に向き合わなくてはならなくなる、
不思議なご縁のある曲です。

今使っている編曲の大もとは、
多分10年以上前に自分で書いたものですが、
今回、少しだけ部分部分を書き直しました。

歌曲の伴奏や、編曲を弾いている時もそうですが
シューベルトの音楽と向き合う時間が長くなると、
演奏している時間そのものが楽しく過ぎ去っていきます。

他の、
例えばバッハとか、武満とか、バリオスとか、なんでもいいですけど
その作曲家の書いたことを汲み取って、構築して人前で再現する、
と言う目的のために手順を踏む感じと少し違うんです。

シューベルトは、
演奏したものがただそこにあるだけで、
充分な感じが漂うし、
かといって、何かこれで満足という結論の出る演奏には
なかなか到達しないような気もしてくる。

なかなか完璧には演奏できないな〜、と思う反面、
ひょっとして、シューベルトの音楽っていうのは、
演奏して失敗するってことはないんではなかろうか、
と思えてくるぐらい
完結していて幸せで時間が止まった光の中にいるような
感じになるのです。


演奏会が終わって、
またまたとても充実した思い出が残って、
その後遺症(!?)で、
うちにあるピアノ・ソナタのCDをかたっぱしから聞いております。


さてさて、
そんな中で4月2日の日曜日は、
ベースの吉野弘志さんとの初のデュオがあります。

吉野さんは、
心から尊敬するベーシストで、
僕もたいせつなコンサートのバンドを組むときは
必ずと言って良いほどお世話になっています。

が、完全にデュオは初めてです。

吉野さんは、ジャズはもちろん、
民族音楽や現代音楽にもたいへん造詣の深い巨匠ですから、
僕も胸をお借りして精一杯チャレンジしようと思い、

明日お知らせできるであろうセットリストは、
鬼怒さんとのデュオや北村くんとのデュオでお見せしている自分とは
たいへんかけ離れたものに、
でありながら、
かなり武満的またはシューベルト的音楽を演奏している自分のモードに
近い音楽になりそうです。


エチュードを書いたりしている自分の世界にも近いかもしれません。
と言うか、
アドリブを交えてオリジナルを弾くっていう類と系の中では、
ものすごく自分のコアに元からあったものに近い音楽が出てきそうな気がします。

そういう抜き差しならない素の自分に触れるっていうのは、
何か目的があって、鍛錬していることを見せているのと少し違って、
シューベルトを弾いている感じのあの充足しきった心もとなさのように、
ちょっとどきどきするものですね。

いずれにせよ、明日のリハーサルが楽しみです〜〜!!

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