ギタリスト 鈴木大介のブログ

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zoom RSS ラウンド・ミッドナイト

<<   作成日時 : 2017/01/19 22:23   >>

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ローラン・ディアンス編で昨年の2月から弾いているので
約1年。


僕がこの曲を初めて好きだと思ったのは、
うちにあったマイルス・デイヴィスのレコードで聴いてから、

と言えればカッコ良いのですが、

実際は15の時に横浜の新星堂の店員さんに勧められて買った
マンハッタン・ジャズ・クインテットのレコードで聴いた時でした。
1986年でした。


ジョージ・ヤングというサックスのおじさんが
常に得意技てんこ盛りの華々しいソロをとるのが好きで、
よく聞いていました。
もちろん、リーダーのデビッド・マシューズのアレンジも、
トランペットのルー・ソロフのちょっととぼけた感じも、
スティーヴ・ガッドとエディ・ゴメスという鉄壁のリズム隊も
ジャズを聴き始めの高校生には明快でちょうどよかったんです。



それで「ラウンド・ミッドナイト」っていう曲が好きなんだな、俺は、

と思ったので家にあるレコードをゴソゴソやったら、
マイルスの演奏が出てきたり、ビル・エヴァンスがあったり、
ウィントンが在籍しているハービー・ハンコックのカルテットが演奏したりしてて、
なんだ、いっぱいあるじゃん
といろいろ聞いていくうちに
どんどんこの曲が好きになっていったのでした。



そしたらその同じ年の秋に、
ベルトラン・タヴェルニエ監督でサックス奏者のデクスター・ゴードンが
主役を渋く演じた『ラウンド・ミッドナイト』という映画が封切りになったのです。

僕にとってはまさしく、
まるで「ラウンド・ミッドナイト」の大群が一気に押し寄せたような
1986年なのでした。



大人になると、昔好きだった演奏や曲が、
そうでもなくなったりするけど、
この曲に関しては今でもずっと好きです。

CDをたくさん読み込んである方のパソコンで
中に入っている「ラウンド・ミッドナイト」を検索すると
すぐに30種類以上出てきます。
それだけ皆が演奏する曲だということもありますが、
前述のハービーのや、当のディアンスのは読み込まれてないので、
うちにある「ラウンド・ミッドナイト」はもっと他にもあるのでしょう。


デクスター・ゴードンが老境のサキソフォニストを演じた同名映画は
今でも僕が時折見返したくなる、雰囲気の素晴らしい映画です。
どこがどう、と言えないけど、
デクスターも、彼に憧れるデザイナー役の人も
その子供の感じも、
他のミュージシャンとして出演している豪華な顔ぶれも、
それとは裏腹にそこはかとなく詫びしいトーンも
とっても良いのです。

年老いたミュージシャンと、彼を慕っているのだけれど経済的に苦しいファンと、
周りの人の温かさや、ふと差し込む晴れ間みたいなささやかな希望、
そんなすべてを
うまい具合にテーマ曲としてまとめてしまう不思議な力が
この曲にはあるんですね。



もちろん、作曲者であるセロニアス・モンクの演奏も素敵なのですが、
とっても有名なマイルスのいくつもの演奏は別格にしておくとして、
僕が気に入ってよく聞いていたのは、
映画のサントラのメンバーが裏サントラとして録音した
デクスター・ゴードン名義の「The Other Side of Round Midnight」というアルバムの中の
ハービー・ハンコックがピアノ・ソロで弾いているやつかな〜

あと最近のキース・ジャレットとチャーリー・ヘイデンのデュオのも素晴らしいのですが、
キース・ジャレットに関してはサントリー・ホールのライヴのDVDで
ソロピアノで弾いているものの方を良く聴きました。
昔はビデオ早送りしてそこのとこ聞いて巻き戻してしまって、っていう時間があったのです。




全然関係ないけど、
実際にデクスター・ゴードンが住んでいたことのあるコペンハーゲンの街で、
彼のお気に入りだったバーに連れて行ってもらって
トランペッターのキャスパーが教えてくれた
ディジョン・マスタード付きのゆで卵美味しかったなぁ・・・

























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