ギタリスト 鈴木大介のブログ

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zoom RSS コルドバのグスラ

<<   作成日時 : 2015/11/18 03:50   >>

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昨日はハクジュ・ホールで
荘村清志さんと福田進一先生のデュオ。

アンコールの最後に弾いてくださった
僕の編曲の「La Vie en Rose」ですが、
これはお二人にぴったりなんではないかと思って
アルバムに収録された編曲を作成した時に
プレゼントしたものでした。
まさか初演していただけるとは。
しかもピンクのシャツを着て。
とても光栄でした。


ところで、ハクジュ・ホールといえば!
忘れてはいけません、
25日に工藤重典マエストロと演奏会です。


プログラムは
今年の5月にみなとみらいで演奏したものからの抜粋で、

イベール:間奏曲
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ピアソラ:タンゴの歴史 酒場1900 / カフェ1930 / ナイトクラブ1960 / 今日のコンサート
アルベニス:スペインの歌 op.232 より 第4曲 コルドバ(夜想曲) *ギターソロ
ドビュッシー:シランクス(パンの笛) *フルートソロ
ボルヌ:カルメン幻想曲

僕はソロでは久しぶりにアルベニスのコルドバを弾きます。

コルドバはスペインの古都で、
イスラムの統治時代に後ウマイヤ朝の首都があったことでも知られ、
イスラム時代に建てられた聖堂を
キリスト教の教会に転用したため、
世界遺産に登録されたメスキータという寺院が有名。


アルベニスのコルドバは、
遠くのカトリック教会の鐘の音で始まります。
それも若干、郷愁を誘うオリエンタルな雰囲気です。

僕がいつもお世話になっている、
上原由記音さんの「粋と情熱 スペイン・ピアノ作品への招待」という本によると、
作曲者によって楽譜には次のような言葉が書かれているそうです。

“静かな夜、ジャスミンの香りをのせた芳しいそよ風を遮って、
セレナードの伴奏をするグスラの音がする。
それは、ときに情熱的に、そしてときに高い空に揺れている椰子のように、
とても甘い音で響く”

このコルドバが入っているもともとの組曲、
「スペインの歌」には、
アストリアス、として有名な「前奏曲」や、
他にも「オリエンタル」、「椰子の木陰」など、
異国情緒が満載の曲が並んでいるので、
アルベニスによるこの言葉の内容も目に浮かぶようです。

グスラはこれ。


カルロス・サウラ監督の「イベリア」という映画の中で、
この「コルドバ」がイスラム風なアレンジで踊られるシーンがあって、
もちろんこのグスラや、ウードも登場するのですが、
僕はその場面がとても好きで、
というかこの映画そのものが大好きで、
いつも思い浮かべて練習しています。


このコルドバのギター編は、
いろいろな編曲があって、
それぞれが魅力的です。

古くはガルシア・フォルテアによるもの
定番のジョン・ウィリアムズのもの、
最近出版されたディヴィッド・ラッセルのもの、
尾尻先生バージョン、その他にも様々あって、
録音ではブリームの名演や
バルエコのとても精緻なアレンジを始め
ほんとうにたくさんのバージョンがあるのですが、
上記のような傾向で演奏するとなれば、
あまりこんがらがったアレンジにするより
ざっくりジョン版に基づいて演奏することにしました。
途中ちょっとブリームにしたけど。



ソロ曲のレパートリーの練習は
毎日の練習の中で近々のプログラム
をさらったあとにできるだけする、ということで
どこまでできるかはわからないので、
最初に時間のかかりそうなものから。

というわけで、
この直近演奏の「コルドバ」と、
来年の王子ホールでのシリーズ第2回「映画のパリ」まで数回弾く
「亡き王女のためのパヴァーヌ」が、
目下、ここ一週間ほど、
バッハの編曲と並ぶ練習の柱になってます。
(その他はとあるプロジェクトの弾き込み作業。)

なぜなら
ラヴェルのディアンス編は覚えるのがとってもコンプリケイトなのです。
それについてはまた明日。































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