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zoom RSS 勢いあまったマルチェロ/バッハ

<<   作成日時 : 2015/09/11 23:36   >>

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明後日の古部さんとの沼津公演で、
マルチェロのオーボエ・コンチェルトを演奏する、
ということだけ覚えていて、
ほんとうは2楽章だけでよかったのに
全部の楽章を編曲してしまいました。。。


このマルチェッロのオーボエ・コンチェルトは、
J.S.バッハが全楽章をチェンバロ独奏用に編曲しており、
それをベースにオーボエが吹いている部分だけを抜けば
ギター用になるだろう、と簡単に考えていたのですが、
実際やってみると、
ソロのあと弦楽合奏のトゥッティが繰り返すフレーズは
省略されており、また、所々原曲の通奏低音とは
若干異なる部分もあり、
左手のきらびやかな対旋律をそのまま採用するかどうかにも迷わされ、
結局原曲のスコアをほぼ完全に読み比べて編曲するという、
たいへんな作業になってしまいました。


でも、そのおかげで、
バッハがどのようにして編曲を施し、
それを通じて先人の音楽を学んでいったのかが、
少しわかったような気がしました。

簡単なところでは、
1楽章の最初3分の1とその後では、
編局方針が異なる、とまでは言えないのかもしれませんが
だんだんバッハが自身のアイデアを付け加えるのに
躊躇がなくなっていく様子が見て取れるような気がします。
その結果、
1楽章の最後には、
もう完全なバッハによる改作バージョンのカラーが確立しています。


そしてもうひとつは、
バッハが時折見せる、セブンス・コードでベースがセブンス、
つまりD7onCのようなコードの使い方がマルチェロの中に
存在していて、そこのところの解決をバッハが
さも嬉しそうに書いているように思えたり、
マルチェロが要求していないところで
メジャーセブンスを巧みに使っていたりして、
とても有意義な編曲でした。


イル・ジャルディーノ・アルモニコなんかを聴くと、
普通のメジャーコードのところにメジャーセブンスが入っていたり、
ロンド風ガヴォットの解決の和音でメジャーセブンス入れたりするけど、
実際に師事されていないところでメジャーセブンスが弾かれる、っていうのは、
かなり演奏者の自由にまかされていたのでしょうか。

バッハはヴィヴァルディのバイオリン・コンチェルトなども
鍵盤独奏にしており、
僕の先生のエリオット・フィスクさんは
それをギター・デュオに書き換えたりしているので、
そういう勉強もしてみたら興味深いだろうな、と思いました。




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