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zoom RSS レノックス・バークリーをどんな色で塗ろうか考えた

<<   作成日時 : 2014/04/25 00:30   >>

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LFJ(フォルジュルネ)で弾く
「ブーランジェを讃える」プログラム。

今回は、
レノックス・バークリーの「ソナティナ」と「4つの小品」を
初めて演奏します。


レノックス・バークリーという人は
イギリス人なのですがフランスのナディア・ブーランジェという
名教師のもとで学んだため、
フランス音楽の影響を強く受けた人、
とされています。


とはいえ、名曲「ソナティナ」は
子供の頃からジュリアン・ブリームやロベルト・アウセルの名演奏で、
そして学生時代は友人やコンクールの参加者達の
闊達な演奏で慣れ親しんできていたので、
自分が聴いてきた鮮烈な体験を離れて
楽譜そのものから演奏を作って行くのは
至難の作業です。


ようやく、ほんの少しずつですが、
自分自身がソルフェージュした時にうけた感動を、
他の演奏を聴いて感動した記憶から離れて
ギターの音色に移すことができはじめてきました。

自分の演奏のスタイルというのは、
若い頃はころころと、受けた刺激に合わせて変えることができていましたが、
最近では、核のようなものは動かなくなってきていると思うし、
それを熟成させることが
自分に出来ることなのではないかと思います。

ただやはり、
あまりに人の演奏を聞き慣れてしまった曲は、
自分の聴いた、楽譜を読んだ感じに弾くのは
とても難しいですね。


で、どんどん自分らしくなってきて、
不思議なことになってしまったりもするんだけど、
まあ、それはそれで時々修正するのですが、
基本は自分が楽譜を読んだ時に頭の中で鳴った響きを
どこまで忠実に再現できるかなんですね。


20代の頃なんかは、
とても感化されやすいですから、
誰か他の人の素晴らしい演奏が耳の中で鳴っていて、
知らない間にそれを追いかけているときって言うのは、
演奏が、
子供の時の練習不足の発表会みたいな雰囲気になってしまってました。
あれは一種の不可解な恐怖体験だったです。



さてさて「ソナティナ」はそういうわけで一段落。


もうひとつ、
セゴビアに捧げられたのにセゴビアが弾かなかった「4つの小品」ですが、
これはひとつひとつの楽章の雰囲気が、
直球型のエモーションでは表現できません。

表情があるような、無機質なような、
センティメンタルかと思えばアンニュイで、
セゴビアが弾いていたような、どちらかというと
ラテン系まっすぐ気質の音楽というのとは違っています。


それだけに、
なんだこれ? しょっぱいのか甘いのか辛いのか酸っぱいのか
まるでわからんではないか~!?

みたいな期間もありましたが、

自分なりにその曲その曲が内包している雰囲気に
どんな彩色を施せばいいのかがようやくわかってきて、
こっちも一段落。


あとはなるべく時間を共にすることですね。


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