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zoom RSS 雪のバレンタイン

<<   作成日時 : 2014/02/14 23:56   >>

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と、言えば、
思い出す・・・・


あれは2011年でしたでしょうか。

NHK BSの収録で、
武満さんの作品を弾くために
八ヶ岳高原ロッジに行った日も、
雪のバレンタインでありました。


僕は収録の順番が最後でしたので、
夕方早い時間に到着したのですが、
降り続く雪は一面の景色を真綿でくるんだようにしてしまい、
おまけにまだまだその勢いは
とどまることなく降り積もってゆきます。


先に収録を終えたチームが、

「雪でNGがでた〜〜〜」と言うので、
どんなにたいへんなんだ、
と覚悟していたのですが、
幸い、僕が収録を始めた夜には
降り方も一定になっており、

八ヶ岳高原ロッジのステージ後方の
窓ガラスには、
夜の闇にライトアップされてきらきらと瞬く
雪の銀細工が宝石のように降り注いでいました。


カメラさんや音声さんが、
こぞってその景色を携帯で写メしていました。


画像



僕はその時たしかダイビングの旅行から帰ったばかりで、
雪のなかなのに日焼けしていてとても不思議な絵になってました。


その日の収録では、
いくつかの武満さんのオリジナル作品の抜粋と
12の歌の中から数曲、自編のSongs を弾きました。

季節がら、「早春賦」を選んだのですが、
春は名のみどころかほど遠い空模様になってました。


昔、ザルツブルグで、
まだ寒い春先の教会でこの曲を録音したら、
ホアキンに、
「おまえ、それはほんとうに日本の曲なのか」
と言われたものです。
たしかに、
曲はドイツリートみたいだし、
武満さんのモダンなハーモニーは、
ところどころ、
まるでジャズのようにも聴こえます。


それでも、この曲を弾くと、
僕はいつもなぜか2月を思い出すのです。

それは、
その年の1月末にCDとなって発売された、
そのザルツブルグの教会での録音を聴いて、
ご自分の作品集の録音を托してくださった
武満さんが突然なくなってしまった思い出と共に・・・。



そして月日は15年流れて八ヶ岳・・・・。

次の日は帰ってくるだけで一日つぶれたもんなぁ〜〜。
たいへんでした。





たいへんと言えば、
マエストロOと楽器店Sさんと久々に飲み歩きのはずが
雪で見事に中止となってしまい、残念無念。。。。

そして、明日は清瀬でコンサート、

先週の横須賀に引き続き、
またまたいらしてくださるみなさまには
お足もとのあぶなげななかをほんとうに申し訳ありません。
どうかくれぐれもお気をつけください。。。









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内 容 ニックネーム/日時
何回か訪ねた八ヶ岳のコンサートは、夏〜秋でしたので、ステージの背景は涼しい高原の緑の風景でした。自然とともに音楽を感じるホールです。

武満さんは歴史的人物になりつつあるようで、作品が演奏されることも少なくなりました。さびしいです。
2月は命日でしたね。
山川
2014/03/01 21:02

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