ギタリスト 鈴木大介のブログ

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<<   作成日時 : 2014/02/22 04:23   >>

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2日間かけて、
今年生誕100年の
伊福部昭氏によるギター作品を
録音しました。

今回はギターのオリジナルの他に、
作曲家の和田薫さんのご仲介で、
ご遺族の許可をいただき、
リュートのためのファンタジアと
小品2曲も編曲収録しました。


僕は通常、
録音日程中にあらかたの編集をすべて終えます。
ホールを借りているのに弾かない時間があって
贅沢な話ですが、
そのほうが緊張感の高い仕上がりになるのです。
なるべくつなぎたくないから必死で弾くし、
どうしても録り直さなくてはいけないところも
確認できます。


正直なところ、
僕よりも伊福部作品に造詣の深いギタリストの方は
何人もいらっしゃいますし、
実際、YouTubeなどを見ても、
プロからアマチュアの方まで、
たくさんの方が素晴らしい演奏を投稿されています。


ですから、
なぜ今さら僕が弾くのか、というと、

もしかしたら、
これは伊福部先生の作曲の意図から離れてしまうかもしれないのですが、

僕なりに考えた解釈、特にテンポ設定において、
楽譜には書かれていない部分を
演奏で実現してみたかったのです。


伊福部昭氏による、
オーケストラの作品、映画音楽などを
聴くにつけ、またあるいは、
日本古謡が明らかに引用されている作品などで、
どうかんがえても
指定のテンポでは遅すぎると想うことがありました。


今度の録音では、
限りなく実現可能な範囲内で、
自分が思うところのテンポ設定を
踏襲して弾きました。

結果、
あっと驚くような迫力や、
ものすごい「いてまえ」な箇所もありますが、
概ね自分のイメージしたとおりになりました。


スケート競技ではありませんが、
新しいジャンプ、回転数、それらは、
先行する世代がひとたび実現すると、
後続世代は、
当たり前のように挑戦するものです。


このような、
新しいテンポの解釈や、
極端なダイナミズムを提示することで、

きっと若い世代がこれを聴いて
新たなるものを構築してくれるのだろうと思います。


そして、
さらなる解釈の可能性を秘めている、
伊福部作品の奥深さ、
日本の風土に根付いた情緒と力強さの発露にも
あらためて敬意を表します。



自分ではやりきりました。
今回も。


皆さんにお聴きいただける日が楽しみです。







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