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zoom RSS 壇上のふたり

<<   作成日時 : 2013/12/02 02:38   >>

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6日に初演の西村朗さん、猿谷紀郎さんの新曲。


FacebookやTwitter、その他をまめにご覧くださっている方は
お気づきのことと思いますが、

この二日間、カニサレスさんとの嬉しい再会があって、
楽しい時間を間に挟みながらの、
譜面との格闘。


今回の2曲は、
譜面そのものとは別に、
なにがサウンドするべきか、
をトータルに考えさせられる複雑な内容。

ですので、
譜読みにも、多分これまでの人生の中で
一番多くの時間がかかったような気がします。


ただ、
それらの深刻な譜読みの狭間に、
カニサレスさんと話をしたり、彼の演奏を聴けたりするのは
素晴らしいことで、

それはなぜかというと、
カニサレスさんが、いつもご自身の立ち位置から発せられる
誠実な音楽をされているからだと思います。


カニサレスさんが言いました。
「画家のミロが、ユニバーサルであるためにはローカルであれ、
と話しています」と。


だからこそ、
彼のアルベニスやグラナドスの説得力なのであり、

その意味では、
自分はこうやって手がけているような
現代音楽こそが、自分オリジナルのプレゼンテーションなのだ、と。

ですから、
とてもやりがいのある、
そして、ありとあらゆる可能性に胸をときめかせつつ、
今だ誕生せぬ音楽の出産にたちあう日々です。



ところで、
この、西村さんと猿谷さん、
じつは僕は初めてお会いしたのがほぼ同時期。


97年だったか、
北とぴあ音楽祭にて、
原田節さんが委嘱した猿谷さんの曲を初演の時のこと。

このオンドマルトノとギターのための新作の初演を前に、
開演前の舞台上ではプレトークが行われました。

その時に、原田さん、猿谷さんの聴き手になっていたのが
西村朗さん。



話も弾んで来たおり、
突如、朗さんが、
「猿谷さんの曲は、時折美しい響きなどがあって
まさに現代の ドビュッシー、とでも言うべきなのでしょうか...」

と言いかけたところ、

「ぜ〜んぜん違いますね~」

と、猿谷さんの全面否定・・・

猿谷さん・・・すごい人だ・・・・
西村先生(当時はそう呼んでいた)、寛大すぎる・・・・


と、思っていたのですが、
僕も当時は27(にまだなってない)ですからね、

偉大な作曲家っていうのは、
それぞれを認めあってるから、
普段も自由奔放なんだな〜、
と感嘆したものでした。


いろいろわかってくるのは
10年以上あとでしたが・・・・・・。



さておき、
いろいろつきあって親しくなっても
未だその偉大なことには変わりないばかりか
さらなる飛翔を繰り広げる、
僕があの時壇上であおぎ見た二人の巨匠の作品を、

まさか同時に2曲初演させてもらえる日がくるとは・・・・


みなさん、当日は上記の話を思い出しながら
お楽しみください。

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