ギタリスト 鈴木大介のブログ

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zoom RSS I'm Old Fashioned.

<<   作成日時 : 2013/08/11 23:07   >>

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今年は1893年生まれの
アンドレス・セゴビアの生誕120周年です。

ということは、
その生誕100年の記念イヤーに、
オマジオ・ア・アンドレス・セゴビアという
サブタイトルで行われた
アレッサンドリア国際ギターコンクールから20年。

最近では
コンクールを10個も20個も優勝している強者が
たくさんいるので、数少ない入賞歴を
思い出すのも気恥ずかしい感じですが、
そこへもってきて20年も経ってしまうと、
「昔とった杵柄」なんて言ってられるものですらなく、
ほとんど前世の出来事のようです。


しかしながら、
ちょうど30~20年前、
世の中のクラシック・ギタリストたちが、
セゴビアの影響下を脱して、何か他の世界や価値観を
目指していた時代に、
福田先生、そしてエリオット・フィスク、
ホアキン・クレルチという、
新しいものを目指しながらも、
けっしてセゴビアの偉大さを否定しなかった
師匠に恵まれたことや、
前述のコンクール、そして
セゴビアの演奏に「生」で触れることのできた
最後の世代である、
ということが重なり、
僕にとってのセゴビアは、
ますます大きなものへとなっていきます。


セゴビアへのトリビュートCDは、
エリオット・フィスクをはじめ、日本では益田くん、
海外でもたくさんの人が作っているのですが、
今回は、自分なりのセゴビアへのオマージュでもあり、
自分のある意味「Old Fashioned」な
演奏スタイルを、ヨーロッパから失われつつあるものだからこそ、
発展させ、進化させ、守り抜くぞ、
という気持ちをこめて録音しました。


収録曲は以下の通り。


アルベール・ルーセル:セゴビア
Albert Roussel : Segovia

アレクサンドル・タンスマン:セゴビア
Alexandre Tansman : Segovia


マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロンド
Mario Castelnuovo=Tedesco : Rondo Op. 129

フェデリコ・モレノ=トローバ:特性的小品集
Federico Moreno Torroba : Piezas Caracteristícas
 Preamblo / Oliveras / Melodia / Los Mayos / Albada / Panorama

ダリウス・ミヨー:セゴビアーナ
Darius Milhaud : Segoviana

アレクサンドル・タンスマン:スクリャービンの主題による変奏曲
Alexandre Tansman : Variations on a theme of Scriabin

アルバート・ハリス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
Albert Harris : Variatinos And Fugue on a Theme of Händel

マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:セゴビアの名によるトナディーリャ
Mario Castelnuovo=Tedesco : Tonadilla su le Nom de Andres Segovia
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内 容 ニックネーム/日時
ここ十数年はオムニバス的なCDを出すギタリストが減ってきました。テーマを絞って自らの真価を問う、のかどうかわかりませんが、他の楽器ではずっと前から当たり前の現象なので、セゴビアが生きた時代と違い、ギターが西洋楽器の一員として正当に評価されるようになった証なのかと思います。でも、ギターがいろいろな響き、音色、その他もろもろを表現できるように、1枚のCDからもいろいろな個々の精神、感情を聴き取って、味わって、楽しんでみたい。セゴビア・トーンとかいろいろ言われていて、それに対する厭世観のようなものもあり、理解できないこともないけれど、でも私がセゴビアを好きな理由は、オムニバス的な雑多さ、その背後におそらくあるであろうエンターテイメント性。世の中、巨匠とか芸術性、世界初演とかいろいろな言葉でうるさいのですが、約60分間、1枚のCDで楽しめる、できれば元気になれて癒されたりもする、そんなCDが出るのか? 鈴木大介が遂に出すのか? 現代はセゴビアを語らない時代。あえてセゴビアに言及する鈴木さんの勇気に涙します。新しいCDの選曲、見てるだけでも「entertained」の気持ち。楽しみにしています。
富山にもっとギタリスト
2013/08/12 07:52
自分の記憶の曖昧さにガッカリだ!セゴビアの日本公演ラストを83歳と思ってた。て、ことはと、ここまで書いて、エーー!37年前?いや、おかしい?、33年前か?87歳だったのか? セゴビア公演より5年前にマリアカラスの最終公演が札幌厚生年金会館だった。所属の吹奏楽部顧問が、その素晴らしい声を翌日興奮状態で話してくれた。また脱線話し・・JR北海道も日ハムも自分も3本あれば勝手に立ってられるから、良しとする。そのセゴビアは演奏途中で異変に気づく、似た曲でゴチャぐらいになった。さすがに巨匠も中断して詫びた。それから数十年、孫弟子の大ちゃんが巨匠と同じことをやらかすとはセゴビア恐るべし‥。あの公演の直後にクラシックギター教室へ行ったことも、よみがえってくる。いきなりセゴビアトーンやらタッチで、すぐさま後悔したことも思い出した。アグアドのどこがメロディーだかサッパリわかんねー曲をやっとこさ弾くレベルでセゴビアトーンはないよな〜。 そして2013年晩秋に同じ札幌でジョンウィリアムスの公演を初めて観る。プログラムの中にバリオスがないのはセゴビアに対する配慮なのかな‥。いやいやアンコールがあるではないか!
ふらの
2013/08/14 07:01

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