ギタリスト 鈴木大介のブログ

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zoom RSS 奏ちゃん おめでとう

<<   作成日時 : 2012/05/15 23:58   >>

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奏ちゃんのリサイタル。

前半、すごかった。

そして後半一曲めの
西村朗先生の「玉響」も、
ほとんど奏ちゃんのための曲、みたいに
素晴らしかった。
西村先生も喜んでくださっていました。

全体を通じ、
僕のところにいた彼ではなくて、
彼ならではの音楽、
彼が大切にしている、音色やハーモニーの世界が
とても丁寧に表現されていました。


紀尾井ホールというのは、
以前は、僕の師匠であるエリオット・フィスクさんをはじめ、
マヌエル・バルエコ、イョラン・セルシェル、
アルバロ・ピエルリ、そして福田先生、清志さん、佳織ちゃん、
たくさんの素敵なギターを、
僕が聴かせてもらったホールです。


正直なところ、
音楽の聴取のしかたは、
日に日にパーソナルになって行き、
身近な空間で、
手に取るような響きに癒されるコンサートが
増えていて、僕もそういう機会を大切に、
より多く持ちたいと思っているひとりではありますが、

今回の紀尾井ホールのコンサートのように、
大きな、広い空間に響き渡る、
繊細な響きに耳を澄ますことは、
昨今はなかなか少なくなっているけれど、
素晴らしいことなんだと思います。


そこには、
ほんとうの沈黙があり、静寂があり、
そして、多彩な色があるのです。


わかりやすく言うと、
お料理と一緒だと思うんです。

とんこつスープではないから、
行列は出来ないかもしれないけど、

この味覚に出逢えて良かった、という、
繊細な味わいと、無限の広がりに挑戦できる。

演奏家にとって、
素晴らしいホールは、
ほんとうの勝負の場なのですね。


今日、紀尾井ホールで弾かせてもらいながら、
思い出しました。

みなさんも、
たしかに、何もかも解放できるリラクゼーションの場ではないかもしれないけど、
素晴らしいホールでの、
生のギターの響きを、
日常の喧噪から、
耳をデトックスするつもりで、
時折、聴きにいらしていただければ、とても嬉しく思います。


いやー、
それにしても今日は緊張したな。

前半の奏ちゃんがあまりにも素晴らしかったので、
邪魔しちゃいけないと思いながら。。

なかなか、

「大船に乗ったつもりでど〜んと来なさい!!」

みたいにならないものですね〜〜〜〜〜。


いらしてくださった
多くのお客さま、おひとりおひとりに、
奏ちゃんの新しい門出を見守ってくださった
お礼を心から捧げます。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ほんとに「玉響」素晴らしかった。

その前の、「アルハンブラ」終わり方がすごく好きです。

お二方の
「亡き王女のためのパヴァーヌ」「タンゴ組曲」
聞いていたら涙ぽろぽろ、困りました。
大きすぎない優しい柔らかいギターの音が、
滋味あふれるスープのように、
こちこちの心持ちをふんわりさせてくれました。

豊かな響きと時間と空間とを、ありがとうございました。


さばねこ
2012/05/16 02:24
奏一さんの魅力満載のプログラムに大満足でした。大介さんはド〜ンと大船になっていたと思います。師弟の愛を感じる素敵なデュオでした。ありがとうございました♪
kobo
2012/05/16 02:46
今まで、コンサート会場では沈黙や静寂を意識することはなかったので大発見です。生ギターの響きを追いかけることしか意識していませんでした。『ほんとうの沈黙』は意味深長です。詩的な表現で、いろいろ想像が広がっていきます。楽しいです♪
charo
2012/05/16 07:54
紀尾井ホール、初めて行きましたが、本当に素晴らしいホールですね。

演奏も素晴らしかったです。お二人のピアソラ最高でした!


あと、
大介さんは、豚骨ラーメンだと思います。
(#^.^#)
りえ
2012/05/16 09:44
沈黙と豚骨スープと音楽…。
ん…つながらなくないけど、面白い。
天空仙人
2012/05/17 06:38
大介さんのギターの音色に恋をしてやっとコンサートに足を運ぶことができました。感激でした。初めての紀尾井ホールでしたがその響きと静寂はゆりかごのようで、おふたりの演奏の素晴らしさはもう涙ものです。
ma_ko
2012/05/17 12:25

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