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zoom RSS デオダ・ド・セヴラック

<<   作成日時 : 2011/10/13 00:17   >>

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最近、読んでいる本。


デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画 (叢書ビブリオムジカ)
アルテスパブリッシング
椎名亮輔

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セヴラックという作曲家のピアノ曲はとても素敵で、
ドビュッシーやラヴェル、アルベニスなどのピアノ作品が好きな人には
たいへんおすすめです。

自分の家で、
チッコリーニが演奏した二枚組のCDを聴いたり、
フランシス・クレンジャンスがギターデュオのために編曲したものを
時折演奏したりしていましたが、
この本を読むと、
さらにセヴラックへの理解が深まり、あらためてその魅力に
気づかされることまちがいありません。

それから、その当時のフランス音楽が好きな方にも、
周辺事情が詳しく描かれていて
興味が尽きないのでは。



そういえば、
昨年、オルセー美術館展の時に
俊介くんとセヴラック弾きましたが、
セヴラックのお父さんは画家で、
本人も画才に恵まれ、画家の友人も多かったそうです。
知っていればもっとセヴラック弾いたんだけどな~



いずれにしても、
録音物が非常に少ないのは残念ですね。

決して嫌いじゃないけど、サティのように、
圧倒的なスタイルがある人の方が人気が出やすかったりするのは、
20世紀がスピードと物量=ポピュラリティを追求する時代だったから
なるべく簡潔に新しさが伝わることを
要求されたが故なのではないでしょうか。

素晴らしい芸術も、
伝わるスピード感はそれぞれに違うものです。
これからは、30秒で切り取れるものだけじゃなくて、
伝わるのはゆっくりでも、奥行きと深みがある世界へも
どんどん人々の欲求が高まっていく気がします。


経済破綻や天変地異に翻弄されても、
生きている限りは、きっと何か良いことを
見つけなくてはなりません。


そんな時、セヴラックが音楽に忘れることのなかった、
大地とのつながり、自然への愛情は、
私たちの心に強い印象を残します。
なぜならセヴラックが、
それら自然の素材をそのままにではなく、
当時の最も洗練された技法を用いて
音楽にしたからです。

・・・・なんだか、
ワイン飲みたくなって来た・・・・。



21世紀は、セヴラックとかモンサルバーチェとか、
斬新でスタイリッシュ、というのではないので、
20世紀にはそれほど注目されなかった作曲家も
その味わいの確かさ、流行りすたりのない安心感で、
きっと見直されて行くのでしょう。


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コメント(2件)

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つい最近、舘野泉さんと平原あゆみさんの演奏会で「リヴィアのキリスト十字架像の前のらばひき」(平原あゆみさん)「シューマンの思い出」(編曲版:舘野さん&平原さん)を聴きました。初めて知った作曲家ですが演奏も素晴らしく、感情移入しやすい曲だなぁと感じました。
あや
2011/10/13 01:04
お久しぶりです。
25日の「音や」と11月の三國はお邪魔します。今から楽しみです。
セヴラックの情報素敵ですドビュッシーやラヴェルは大好きなので、是非読みたいですね。
よい情報ありがとうございます。
りこ
2011/10/21 13:59

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