ギタリスト 鈴木大介のブログ

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zoom RSS チームプレイと同門効果

<<   作成日時 : 2011/10/17 00:06   >>

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三鷹市芸術文化センターの「ギター響宴」で気がついたこと。

その1

ギターアンサンブルというのは、
室内楽、特に弦楽四重奏のようでもあり、
実はそうでもありません。
同じ音域の楽器が3〜4台いるというのは、
音響の構造上、どうしてもある範囲に音が密集し、
煩雑になる傾向があるからです。

ここで大切なのは、
進行中の音楽を、スポーツのゲームみたいに
「俯瞰」して把握できる能力です。

たとえば、
野球で言うと、
守備が手薄なところにカバーに入ったり、
犠牲フライやスクイズのように、
アウトをとられながらも点を取るのは、
チームの勝利に貢献するためです。
サッカーで言うなら、
スキルのない小学生の授業のサッカーでは、
全員がボールに群がってしまいます。
少しでも経験があれば、
どのようにパスがつながるのか、
相手のディフェンダーはどのようなポジショニングを
いやがるのか、と考え動こうとするでしょう。

少人数のギター・アンサンブルにおいては、
おそらくメロディーは野球やサッカーにおける
「ボール」のようなものです。
自分のところにそれがあるときは、
冷静に確実に、鋭く処理しなければならず、
また、チームメイトがそれを持っているときは、
次の展開を考えて、一番的確なフォローに
回らなければなりません。

音域で言えば、
かりに自分が5弦にわたるアルペジオを弾いていたとしても
旋律を弾いている人の音域を若干弱く、
また他の人が弾いていない音域を若干強く弾くなどの工夫を
自発的に判断して実行することが求められます。

全員がソリストで結成する
昨日のような場合、
全員がボールに群がる、という危険は
少なからずあったのですが、
今回は、みんながとても有機的にお互いのことを考え、
音楽のために「貢献」するプレイを
することができたと思います。

僕にとっては、
昨日のようなアンサンブルはなかなか体験できないものですし、
その清々しい達成感は、ほんとうに心地よかったです。

そのことを証明してくれるような、
お客さまの割れんばかりの喝采と、
終わった後のメンバーの、
次はもっと深めて、より幅広く発信していきたい、
という意見が一致したことが、
ほんとうに素敵な想い出となりました。

みなさん、みんな、
ほんとうにありがとうございました。


その2

大萩くんは同門で、
同じ根から生えているだけに
似ているところもたくさんあり、
かつ、彼ならではの素晴らしい感性の閃きもたくさんあって、
一緒に演奏していると刺激的です。

奏ちゃんは、
僕の生徒さんのせいか、
僕と似ているところもたくさんあり、
そして彼独自の方法でそれを発展させているので、
まるで自分の演奏が
別の進化を遂げたように聴こえるときがあって刺激的です。

つまり、微妙にふたりとも共通項があり、
そうでないところもある、その異なり方が
ふたりとも違うだけに、
一緒にえんそうしていると、
僕にもそういう風に弾けるんじゃないか、というヒントがたくさんあり、
自分の可能性を広げてもらっているような感覚にとらわれ・・・

つまり、触発的なんです。

今週末、
水戸で一緒に弾く俊介くんも、
やはり同門なので、
僕をたくさん別の世界へ連れて行ってくれるんだろうな。

楽しみです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時

三鷹でのトリオ饗宴、本当にお疲れさまでした!

思考をこらしたプログラムに演奏、楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました。(^ー^)

二年前、韮崎での饗宴で お会いした時に、この三人にしか出来ないことをしたいって言われてたのを思い出しました。

今回、このトリオならではの音が 確かに生まれたのを感じられまし、更に深められた次回の饗宴が楽しみです(^^)ノ



amico
2011/10/17 08:08
水戸なのに前日入りかぁ、楽しそう。
鍋とかたべてます?
天空仙人
2011/10/21 23:17

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