ギタリスト 鈴木大介のブログ

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zoom RSS 熱帯伯爵

<<   作成日時 : 2010/11/23 01:20   >>

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伊佐治さんの「熱帯伯爵」という新曲。

伊左治さんは
ブラジル音楽のバンドをやっていて、
ギターのハーモニーにとても敏感な曲を書いてくれます。

以前、ヴァイオリンの松原勝也さんと初演させていただいた
ヴァイオリンとギターのためのデュオの曲も
とても素敵なハーモニーが書かれていました。


今回の曲は、
個々のハーモニーの響きはメロウでありながら、
その連続は時にドライで、ハードボイルドな感じ。

うーん、これは、
僕が最近直面している、
ドライでありつつ透明で潤いのある音楽、
という、一見相矛盾するテーマへの
解答を求められているような作品でもあるのです。


そこでふと気づいたのは、
同じ日に初演する西村朗先生の新曲、「玉響(たまゆら)」です。
こちらは、扱われている響きや旋律(!?)線に
西村先生がテーマとされている「アジア」を彷彿とされる
湿度やしなやかさが多分に感じられる一方で、
ハーモニーそのものは、非情にドライなのです。


個々の作品について、
ある種の基準をもって、二元的な直線の上に
比較を展開することは、
あまり品の良い論じ方ではないのですが、
これら2作品はまるで、
僕の今、という課題を
双方向から問うているような気にさせられてしまいます。


ウェットで、透明な音響空間、という個性から、
鋭角的なもの、客観的な解釈を取り入れて、
なおその次に見えてくるトータルな意味での、
現代の叙情、のようなサウンドを探している自分の、
かなりハードルの高い試金石のような作品たち。


ところで、
先日、博多で久々に弾いた、
フォリオスやラストワルツにも、
そのような変化が訪れているのを
感じられたでしょうか?

自分では、
ちょっと素っ気ないかな?ぐらいに思うときこそあれ、
今自分が向かっている、
トランスパレントな構築とスピードのある音楽には、
はっきりとしたやり甲斐のようなものを感じています。


ちょっと最近は、
自分の演奏が冷たすぎるのかな?
と思いつつあったのですが、
それを乗り越えて、新しい世界に到達する
ひとつのきっかけとなりそうな、
西村先生と伊佐治さんの作品なのでした。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます
今朝の福岡、良いお天気です。

専門的なことはよくわかりませんが、
先日の武満作品、特にラスト・ワルツは、
CD「武満徹 ギター作品集成」とは
はっきりと違って聴こえました。
CDの作品は、もっとうーんとメローな感じが
私にはします。でも、コンサートでは、
もっとはっきりとした強さを感じるような、
ラストワルツだったよーに思いました。

生意気なことを書いてすみません




acco
2010/11/23 08:35
ふむふむ‥‥はぁ…ひぃ‥ふぅ‥へぇ…ほぉ…。むちゅかちぃーーー!!スペクトラム光線なら‥‥シュワッ、ダダダッ、ビィーーーーーー、ドッカーーーン、ピーッピーッピーッ、ジュワッ。 来週はバルタン星人の巻。 兄貴が北海道日本海上の空を通り、ニューヨークに行くのなら留萌の黄金岬まで行き、お土産を持たせねば…白い恋人、生キャラメル、まりもようかん、ラベンダー饅頭、ハッカ樹氷、旭豆、……‥あー、留萌に飛行場ない、旭川ならあるのに‥‥飛行場前のソフトクリームが、すっげー美味いのに‥‥。あーッ、そうか、オレもニューヨークに行けばよいのだ。あー、35年飛行機に乗ってなーい。YSー11、斜めに飛んでいた。以来‥‥。兄貴、いってらっしゃい!!
ふらの
2010/11/23 10:33
つっ疲れてる・・‥…スペシュウム光線らったぁ‥…。。。
ふらの
2010/11/23 10:45
黙ってられん。半島のこと。いつまで続く。何度だって云う、戦争と貧困はこの世の敵だ。
ふらの
2010/11/24 01:49
大介さんの弟分である私の師匠は最近冷たいです。

いつも新しい曲のときは模範演奏してくれるのに、今回はなしでした。

自分で探る練習も大事ですよって。
そりゃいつも大介さんの「クリスマスの歌」聞いてますけどもね…。
(ρ°∩°)

天空仙人
2010/11/25 20:45

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