ギタリスト 鈴木大介のブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS 年季もはいる

<<   作成日時 : 2010/09/12 23:13   >>

トラックバック 0 / コメント 5

モーツァルト協会の練習をしていて、
いろいろと面白くなってきました。

今回のプログラム。

シャイドラー:ドン・ジョバンニの主題による変奏曲
モレッティ:フィガロの結婚による序奏と変奏
クンマー:モーツァルトの主題による変奏曲
モーツァルト:3つのリート
 楽しい安らぎがK.152/夕べの想いK.523/すみれK.476
モーツァルト:ピアノ・ソナタK.331
ソル:アンダンテ・ラルゴ
ソル:魔笛の主題による変奏曲

クンマーとトルコ・マーチ付きピアノ・ソナタは
岩佐さんのフルートとデュオ。

リートは、平松英子さんをお迎えして共演していただきます。


シャイドラーは、ギターも弾いた人だけど、
今回の変奏曲はもともとリュートの曲なのです。

モーツァルト以降も、ドイツでリュートの曲が書かれていたというのは、
ちょっと時代遅れな感じなのですが、
ギャラント・スタイルのリュート曲、って、
不思議な味わい深さがあります。

転調もなくて、
ひたすら音が装飾されてゆくだけですが、
そのシンプルさが優雅なんですね。

変化しない、ということの
奥ゆかしさというか、上品さというのが、
とてもよく表れている作品ではないでしょうか。

クンマーは初めての曲ですが、
19世紀のギタリストが書いた曲よりも、
やはりフルートの扱いが自然で、
よい意味のサロンの雰囲気が出ます。

対して、ピアノ・ソナタ。
以前、確か2005年に、ドイツのフルーティスト
ピルミン・グレールさんと共演したおりに、
この編曲は面白いな、と思って、
ずっと岩佐さんと演奏したかった曲です。


平松英子さんとは、
折にふれて共演させていただいているので、
今回の3曲も、初めてではないのですが、
何度ご一緒させていただいても、
彼女の声が持つ奥の深い情感というのには
隣で弾いていて、とても感動させられます。


モレッティは、
レコーディング以来ですが、
とにかく音が多くて、快活な曲。
ドラマ性にも富んでいます。
なんで誰も弾かないのかな。


ソルの2曲は、
今回、さらいなおしてみて、
自分の解釈がもっとも変化した曲です。

まず、アンダンテ・ラルゴ。
昔は間が持たなかったゆっくりなテンポも、
じっくり歌えるようになりました。
年の功、なのか!!?

魔笛〜、は、
クラシック・ギターの名曲中の名曲です。

だから、
子供の頃から、
ずーーーーーーっと弾き続けている訳です。
コンクールでも弾いたし。


なのですが、
今回、
今まで思いつかなかったエンディングの解釈を発見しました。

なんか、これが一番、
モーツァルトっぽいんじゃないかな。


古典期を代表するギターの作曲家、
フェルナンド・ソル。
ソルの曲って言うのは、
あれれ???
と思うくらい、あっさり控えめに終わってしまうものが多いのです。

ジャジャーーーーン、とかって終わらない。

地味〜に、消え入るように終わるものが多いです。

魔笛は、そのわりに、
ガツンとかました感じで終わりやすいので、
今まで、疑いもなく、そうしてたんですけど、
もう少し、いろんな表情を含んだ、
地味派手な(?)終わり方ができるようになりました。

なるほどな〜〜〜。

年の功か!!!????

歳なのか!!!??


ところで、
自分の気持ちを整理するために書いた、
先日の古楽器とか倍音とかドミソとかの記事ですが、
みなさんに真剣に読んでいただいて、感謝感激。
今度はもっとわかりやすく書きます。


今、手もとに
原先生からお借りしている、
アンヘル・ベニート・アグアドっていう、
ホルヘ・ミゲル・モレノという有名な古楽奏者が注文した
すごくいい音のラコート・タイプのレプリカがあるんですが、
練習で、それを使っても一回、今回のプログラム弾いてみて、
やはりフレタでいくことにしました。

今井さんのギターはその中間で、
何でもできてしまうのですが、
どっちかに縛られて
思いきった感じで行きたいのな〜、今回は。


フレタはバルセロナの製作家で、
僕のは1964年製。
ソル、っていう人は、
1778年バルセロナ生まれなのです。
およそ200年後、
それどころか、200年も経たぬうちに、
自分の生まれ故郷で、
こんなにモダンで、
複雑な音響と音色を紡ぎだす楽器が作られて、
それを使って自分が書いた曲の演奏を聴いたら、
ソルさんは、どう思うんだろうな〜

意外と、

いいね!!それ!!!

だったりするのかも。。。。。。



テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
なんでいつも観れないのだ!! こんな山奥に暮らしているからか!? ちくしょーーーーーーーっ! 泣いてやるーーー! ラグリマ大好き君、計画上手くいくといいね! 今朝テレビで南米鉱山の救出のことやってた。で、地下に居る方の名前がバリオスさんでした。 なんか不思議な感じです。兄貴のふれた、あっしより わかいのでありやんす。はぁ‥…
ふらの
2010/09/13 00:48
うわぁ〜(>v<)!! 盛りだくさん♪♪
ソルさんとフレタのつながり…
ロマンを感じますね^^
今の時代に生きて、いまの感覚で、
"クラシック"を聴くということも
贅沢なロマンですけどね^^♪
古楽器よりもフレタで!という
年の功(?!)のなせる演奏♪
ほんとうに楽しみです^^

というわけで、ふらのさん、
計画は無事進行中、準備万端ですv^^v
いつの日か大介兄貴が、ふらので
演奏してくれるよう私も祈ってま〜す!!
そのときには、私も観に行けるよう、
そしてふらっとふらの旅ができるよう、
ふらの積立始めよ〜っと^^;??

その前に!クラシック勉強帳を
作ろうと思ってます^^;
大介さんのブログ、
情報ときっかけの泉のようで^^!!
ありがとうございます^^♪
ラグリマ大好き
2010/09/14 01:10
ラグリマ大好き君、ふらのに是非来て下さい。 季節も今頃なら気候も良くて大雪山の山々を楽しめます。 羆を見たければ、会社の若い衆に案内させます。(普通の農産会社ですので心配しないでいいよ) ただクマのプーさんと違って、話せばわかってもらえる相手じゃないので意思疎通は無理かもしれません。 兄貴や近藤しゃん、岩佐さんにグラサン兄弟、鬼怒の兄貴、プロフェッサーは勿論、みーんなみんな来て下さい! ああぁぁぁ中林の御大も、田部井のおっちゃんも、福田のしんちゃんも、あっ!John呼んじゃう?ケータイ番号知らないし…(もしかして兄貴のブログ見ていたら連絡下さい。Johnへ)あれーっ、パットメセニー忘れるとこだった。来ないかなぁ!?ふらのに、ふらの・ふら・・ふ・・・・・・・パッと!ふらのに。みんなで焼き肉しながらワインも飲んで、兄貴のへそ踊り(ふらのの祭り)も見たいし…。なんか現実になりそうな感じしてきた。ねっ!ラグリマ大好き君。
ふらの
2010/09/15 21:04
たのしい〜〜〜ッ(>v<)♪
でもホントに、思いが生まれた時点で
可能性はゼロじゃなくなりましたね!!
もしかしたら、
様々な不思議なエネルギーが響き合って、
何か形になるかもしれませんね(>v<)!!
大介兄貴がまた
そういうエネルギーを放ち、
引き寄せ、集結させる名人ですからね^^
たのしみですねっ!ふらのさん!
ラグリマ大好き
2010/09/15 23:50
ラコートで録音された福田さんの魔笛を聴いて、その時代にタイムスリップする。大介さんのメープルで弾かれた未だかつて聴いたことのない美しい魔笛を聴く。
うーん幸か不幸かアントニオデトーレスはなぜ女性的でふくよかな音のするギターを作ってしまったのか。。
リクエスト、岩佐さんのフルートと永田さんのリュート、大介さんのギターで演奏された武満さんのリング、嗚呼もう一度聴きたい。
意味不明コメスミマセン
天国的なまでに美しく響く音
2010/09/16 22:47

コメントする help

ニックネーム
本 文
年季もはいる ギタリスト 鈴木大介のブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる