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zoom RSS ひとりになっても

<<   作成日時 : 2009/09/18 23:59   >>

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今日は近藤くんの編集。

ディレクターという大役を仰せつかったので、
だいたいのところまでは、
テイク選びも僕がやって、
その後、細かいところを
近藤くんが修正してくれます。

スタジオで昨日までの演奏を聴き返していて、
ほんとうに近藤くんの表現の幅の広さに感動します。

そして、ベートーベンという作曲家の、
孤独と、苦悩を突き抜けた
ものすごい愛のエネルギーみたいなものにも、
圧倒されます。

具体的に言ってしまうと、
とっても音楽的にテンションの高い部分で、
「え?」と思うほど音が薄かったり、
和音が解決せずにさまよったりしているのですが、
そのことすらも、
見事なまでにドラマティックなんですね。
たぶん、わかっていて書いていることなんでしょうけど。

こういう、細かなことを無視して、
ベートーベンのことを神様のように崇拝するのは
あまり得意じゃないけれど、
知れば知るほど、
すごい人なんだな〜というのが実感されてきて、
うん、
正直に言うと、
この録音を始めてから、ようやく、
僕の、ベートーベンさんへのリスペクトは
本物になった気がします。。

師匠でも、先輩でも、兄貴でも、
惚れた人には男としてとことん尽くす性分なので、
ベートーベンさんにも、近藤くんにも、
できる限り、お役に立ちたいです。


ところで、
それと平行して、
4月に瀬戸内で録った
自分のアルバムの制作も仕上げに入っています。

池辺晋一郎先生に書いていただいた
「ギターは耐え、そして希望しつづける」
を核にした、コンセプトアルバム。
ブリテンやバッハ、スカルソープなどがカップリングされています。

ライナーノートなどで、
どこまで表現できるかわからないけど、
2003年の8月6日に、広島でアランフェスを弾いて以来、
自分の中に疑問として、あるいは課題として考え続けたことへの、
最初の解答になるアルバムです。

ほんとうに、
自分が音楽をやっていることの意味とか、
あるいは、
たとえ人の役に立てなくても、
自分が音楽をやり続けていかなくてはいかない理由を
あの出来事が教えてくれました。

これから、
いろいろなかたちで
自分の中での解答を見つけていくことになると思うのですが、
池辺先生の作品は、
とても良いきっかけをあたえてくださいました。


バッハも、ベートーベンも、
ブリテンも、池辺先生も、
僕にとっては、等しく人間にとって
忘れてしまいがちな、でもとっても大切なこと、
それを信じることが、たとえ孤独なことであっても、
絶対に譲ってはならないことを
希望と勇気で信じ続ける、
そういうことについての音楽だと思っています。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
大介さんの名ディレクターぶり…
難しいことなどわからない私でも
なんとなく想像できるような気がします。
音楽的な才能や知識だけではなく、
ギターやこのブログから伝わってくる
大介さんの「人としての奥行きや幅広さ、
男としての心意気や人情(?)…」
尽くされた人はたまらないでしょうね^^
ベートーベンさんと「さん付け」する辺り、
好きです^^

大切なこと…しばしば考えます。
一人のフツーの人間としてですが^^;
何もできなくても、
いろいろなことに目を背けず
気に留めていられたらと思います。
気持ちがつながるような気がして^^

大介さんのアルバムも心待ちにしています。
ラグリマ大好き
2009/09/20 00:56

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