ギタリスト 鈴木大介のブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS ごめんよ、ケヴィン

<<   作成日時 : 2008/03/05 11:34   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 3

昨日、書いてから思い出したんですけど、
もう一本、大事な楽器について書かなければ。

91年製のケヴィン・アラムという人の楽器です。
ジュリアン・ブリームが、80年代に使用して有名になりました。
僕が持っているのは、もう少しトーレスっぽい、
今のケヴィン・アラムのギターの原点になったような楽器です。

バリオス作品集の1枚目とか、「Cheek to Cheek」で使っている楽器。
それから、99年の東京オペラシティの公演でもこれ使ったんでした。
タケミツ・メモリアルの広い空間で、PAなしで弾いたんですその時は。
そんなたいへんなコンサートをともにした楽器の存在を
2年間くらいまったく忘れてました・・・・うぅ・・・・。
生まれて初めて自分で仕事して買った楽器なのに。

で、昨日、楽器ケースから取り出してみたら、
案の定、弦は切れてて、表面版も昔よりすこし赤っぽく焼けてました。
で、一日、ケヴィンと過ごしました。

何が驚いたかっていうと、
この2年間で習得した弾き方が、ケヴィン・アラムみたいな
古いタイプのギターにはとてもよくあっていて、
昔よりずっといい音が出たこと。
なんだか楽しくなってしまいました。

古いタイプ、っていうのは、
大きな音量よりも無駄なく効率の良い振動、
澄んだ響き、音の抜けの良さというのが特徴で、
20世紀の半ばから、音量を増やすためにボディーを大きくしたり、
倍音をコントロールするために表面版が厚くなっていったり、
そうなる前の古いタイプ、ということで、
トーレスとかハウザーの初期に近づけて作ってあります。

木がすっかり落ち着いて、
響きもよく鳴っているので
これもっと演奏会で使わなくちゃなぁ・・・


テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
この前イチロー氏がバットを自分の身体の一部だと言っておりましたが、大介さんのギターもそうなのでしょう・・・。皆そうなのかな・・・?
hana
2008/03/06 14:03
うちにも1本ケヴィンがありますがずっとケースに仕舞いっぱなしで、たまにしか弾いてあげられなくてゴメンよケヴィン。

最近いちばんよく弾くのは1959年生まれの国産のギターです。
これがまたヨボヨボのおじいちゃんギターなので、乱暴に弾くとすぐに腰砕けになっちゃうけど、優しく弾くと思いがけないくらい良く響くので、とても楽しく弾いています。
たいちゃん
2008/03/06 17:58
2日の「気まクラ」のバイオリンの聴き比べ、驚きました。アマティ、ストラディバリウス、ガルネリ、弾き方でなくて、音色そのものがあんなに違うんですか。私には調まで違って聞こえた(ストラディバリウスは高く聞こえた)けれど、気のせいですよね。だからなおさら、「大介さんはこうやってギターを使い分けてらっしゃるんだ〜」と、ここ2日のブログ、本当に興味深かったです。大介さんは、1回のコンサートで、曲によってギターを変えていらっしゃるんですか?(そうなら持ち運びが大変ですね。)
much
2008/03/06 18:29

コメントする help

ニックネーム
本 文
ごめんよ、ケヴィン ギタリスト 鈴木大介のブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる